レンタルサーバーについて選び方を説明します。このサイトは広告を利用しております。

レンタルサーバー料金プランの変更 表[#1]

レンタルサーバーの契約で、お金に糸目をつけない場合を除いて、どの料金プランで契約するのか、多くの場合は検討すると思います。

料金プランの変更については、はじめは安いプランで契約しておき、サイトの数が増えたときや閲覧者数が増加することによるアクセス数の増加のときに、上位のプランへ変更できれば便利です。

レンタルサーバーには、プランの変更ができないものもあります。

プランを変更できるものでも、上位のプランのみ受け付けるレンタルサーバーがあります。
なかには、上位、下位のどちらでも変更できるものもあります。
両方とも、プランの変更時に差額料金が発生します。

プランの変更を受け付けないレンタルサーバーはいくつもあります。

たとえばGMOデジロックが提供するコアサーバーブランドで、CORE-MINIは12ヶ月契約のときの月額はわずかに218円(税込み)です。ディスクは60GB SSDで、ファイル上限数は300K(30万個)です。ファイル上限数はそれほど多いほうではないですが、しばらくは十分な数です。この項目は公開していない会社が多く、将来を見据えた場合は足りなくならないかと気になります。月間転送量は無制限で、頼もしいです。独自ドメイン数は50個まで使えます。

同じくコアサーバーブランドのCORE-Aは、ディスクは120GB SSDで、ファイル上限数は600K(60万個)です。これだけのファイル上限数があれば、まず心配なさそうです。月間転送量は無制限で、独自ドメイン数も無制限です。

はじめはCORE-MINIを契約しておき、しばらくしてからCORE-Aや、さらに上位のプランへ切り替えができれば非常に魅力的ですが、残念なことにこれが叶いません。

プランの切り替えができない場合は、少し手間はかかりますがサーバーを引っ越しすることもできます。

レンタルサーバーの閲覧数課金 表[#12]

この項目が関係するのは一部のレンタルサーバーの料金プランです。

ほとんどの料金プランは月額か、なかでもごく一部は1時間あたりの料金を設定してありますが、なかには閲覧者数が増加したときに課金するところがあります。

表に記載したなかでは、GMOデジロックが提供するCOREPRESSクラウドプランです。閲覧者数が月に15000人までは課金しませんが、これを超えると1000人あたり110円(税込み)の料金が発生します。

レンタルサーバーの料金プラン 表[#4〜9]

料金の支払いは1月単位のところがほとんどですが、例外は1時間単位のところもあります。

1月単位で支払う場合は、3ヶ月、6ヶ月、1年ごとにまとめると割安です。

たとえばGMOデジロックが提供するコアサーバーのCORE MINIプランで、1月契約は419円(税込み)ですが、12ヶ月契約にすると1月あたりの料金は半額に近い218円(税込み)です。契約時に発生する初期費用はありません。

もう一つの例は、GMOデジロックが提供するバリューサーバーのスタンダードプランは1月契約は880円(税込み)ですが、12ヶ月契約にすると1月あたりの料金は半額に満たない334円(税込み)です。これに、契約時に発生する初期費用2200円(税込み)がかかります。

契約した最初の月に初期費用が必要なところもあります。契約を更新するときは、初期費用はありません。

初期費用が発生する場合でも、期間限定のキャンペーン中は初期費用無料のレンタルサーバーもあります。たとえばネットオウルが提供するスターサーバーは、2020年4月30日までに契約すれば初期費用1650円(税込み)はかかりません。

また、カラフルラボが提供するColofulBoxブランドの料金プランは8種類ありますが、どのプランでも3ヶ月以上の契約では初期費用2200円(税込み)はかかりません。

レンタルサーバーの初期費用 表[#3]

レンタルサーバーを契約するときの初期費用は、初回契約時にのみ発生する費用です。
2回め以降の支払いでは発生しません。

レンタルサーバーの会社により異なりますが、はじめから初期費用のないものや、キャンペーン中はかからないところがあります。

例をあげると、ネットオウルが提供する料金プランはいくつかありますが、2020年4月30日までの契約は初期費用1650円(税込み)はかかりません。

別の例は、カラフルラボが提供する8種類ある「Box1」〜「Box8」の料金プランは共用サーバーですが、3ヶ月以上の契約では初期費用2200円(税込み)はかかりません。

レンタルサーバーのディスク容量とファイル上限数は気になる? 表[#7, #8]

ホームページ(ブログ、webサイト)をはじめて運営するのであれば、ディスク容量はあまり気にする必要はないかもしれません。

ただ、先々の計画があり、たとえば記事数が数千もあるくらいの規模になることが予想できる場合は、少しは気にしておかなくてはいけない項目です。その場合は、ディスク容量以外にもう一つ留意すべきポイントがあります。

タイトルでわかるようにファイル上限数の項目です。公開していないレンタルサーバーの会社が多いのですが、ディスクにどれだけの量を記録できるかは、ディスク容量よりもファイル上限数で決まることがあります。

管理人の一つの例ですが、あるサーバーにはいくつかのホームページ(ブログ、webサイト)とメールのデータを保存して利用中です。そのなかで最大規模のものは記事数が約100ですが、1記事あたりの平均が1万文字ありますので、1000文字で計算すると1000記事ほどの分量です。そのほかには小さなホームページがいくつかある程度です。

ディスクの消費量は、ホームページ(数は10個に満たない)のデータが2.7GBほどですが、正味の量はずっと少ないです。と言うのは、自分には最も重要なWordPressサイトの1週間ごとのバックアップデータが同じディスクに3ヶ月分、つまり12個あり、ここで大部分を消費します。正味の量はおそらく1割に達しませんが、バックアップを保存するならば必要です。

10個にも満たないホームページのファイルの総数は、3万個弱あります。

もう一つはメールのデータです。ファイルの総数は7万個強ありますが、消費量は約0.7GBです。長年にわたりためてきたものは整理が追いつかず、こんなにも数が増えています。

全体のディスクの消費量は、合計で3.7GBほどでファイルの総数は、10万個を少し超えます。

ちなみに、このサーバーはディスク(SSD)の容量は6GBで、もう今では大した容量ではないです。ファイルの総数は非公開ですが、問い合わせたところ無制限です。このサーバーはサービスを停止することが決まっており、これから移転するところです

レンタルサーバーのファイル上限数 表[#11]

レンタルサーバーを提供する会社はいくつもありますが、ファイル上限数の項目は制限がある場合でも非公開のところが多く、なかには無制限のところもあります。

「ディスクの容量とファイル上限数」の項目で触れていますが、保存できる量はディスク容量だけでは決まらないことに留意すべきです。

ファイル上限数を使い切ると、空き容量はまだあるのに保存できない状況が実際に発生します。

これからレンタルサーバーを利用しはじめる段階では、この項目を心配する必要はないと思いますが、ディスクをたくさん消費する状況がある場合は考えておかなくてはいけないものです。

ファイル上限数を公開するところは、個人的には良心的な会社と思います。

ファイル上限数は、ディスク内部の管理方式と関係があります。

ディスクの内部にはセクタ単位でファイルの情報を記録しますが、1セクタ=512バイトで考えます。

カラフルラボが提供する「ColorfulBox」の料金プランは共用サーバーですが、ディスクは30GBです。このプランのファイル上限数は「無制限」です。

ここに記録できるファイルの最大数は 30GB ÷ 512= 30e9 ÷ 512= 58,593,750
で、約5900万個です。ディスクの容量を表す数字はややこしく、正確な計算ではないですがいずれにしても途方もない大きな数です。

現実に1人の利用者が5900万個ものファイルを記録することはまず考えられないため、このプランのファイル上限数を「無制限」にしてあるのでは、と推測します。

別の一つの例ですが、GMOデジロックが提供する「まるっと」の料金プランは、ディスクは25GBで、ファイル上限数は100K=10万個です。

仮にこのプランを契約するなら「10万個」という数が十分かどうかを考えることが必要です。

これもあくまで例ですが、管理人が利用中のサーバーではメールのファイル数が非常に多いのですが、ホームページ(ブログ、webサイト)のデータをすべて含めると10万個を少し超えます。

ディスクの消費量は、その内訳はWordPressサイトの自前のバックアップデータが大半を占めるのですが、約3.7GBあります。この例では25GBの容量を使い切る前に、ファイル上限数が先に限界に達する例です。

レンタルサーバーのディスク容量 表[#10]

サーバーのディスクに保存するものは、自分で運営するホームページ(ブログ、webサイト)のデータ、メールのデータ、また自前のバックアップを設定する場合はそのデータ、他にもHTMLで作成するサイトのデータなどがあります。

ディスクには「ファイル」と呼ぶまとまりの形態でデータ(情報の小さな単位)を保存しますが、文字ファイル、画像ファイル、音声や動画ファイルの順に、より多くの量を消費します。

ディスク容量が多いほどたくさん保存できますが、それだけレンタルサーバーの料金も増加するのが普通です。

表をからわかりますが、ディスク容量の多いプランでも必ずしも料金が高くないものもあります。

サーバーのディスクの種類には3つあります。

・通常の HDD(ハードディスクドライブ, Hard Disk Drive)
 普通のPCなどに付いているものと同じです。
 記録する媒体の中身が円盤状であることからそう呼びます。

SSD(ソリッドステートドライブ, Solid State Drive)
 実体は半導体メモリで、動作速度が早いのが特徴ですが、高価です。
 記録容量は少ない傾向にあります。

・フュージョンドライブ(Fusion Drive)
 HDDとSSDを組み合わせたシステムで、両方のいいとこ取りの特徴があります。

処理速度について

処理速度はSSDが最速で、フュージョンドライブ、HDDの順です。

「処理速度は重要なのか?」という問題については、閲覧者の数と関係します。閲覧者が多いほど速度は重要ですが、あらゆるwebサイトの閲覧者数は多い訳ではないのでいつも重要ということではありません。

ディスクの容量について、公開するホームページ(ブログ、webサイト)の規模が大きなればなるほど記録する容量は増えます。同じように、複数のサイトを運営する場合は、その数が増えるほど大容量のディスクが必要です。

比較表にあるなかで具体例で示すと、Xrea は無料のレンタルサーバーですが、記録容量は 1GBで、いろいろ使い始めるとこの容量では不足します。その次に少ないのは、フレンドサーバーの2GB SSDがあります。はじめはこれでもいいかもしれませんが、そうたくさんは使えません。

ディスク容量について

ディスクに保存できる量は、ディスク容量以外にファイル上限数が関係します。
というのは、先にファイル上限数に達してしまい空き容量をまったく使えない状況が起こります。

「ファイルの上限数」の項目をご覧ください。

レンタルサーバーのドメイン数はどれだけ必要? 表[#14]

取得した複数のドメイン名でそれぞれのホームページ(ブログ、webサイト)を運営する場合は、これはごく当たり前の使い方ですが、必要な数のドメイン数を登録して利用できるかどうかが問題です。

登録できるドメイン数を問題にするのは、数が多いほど利用料金が高い傾向にあるためです。
なかには月額500円程度でドメイン数は無制限のレンタルサーバーもあります。

1つだけのホームページを運営するのであれば、登録できるドメイン数(独自ドメイン数)は1つで十分です。

100個のホームページを運営するには、同じ数のドメイン名を登録できる機能が必要です。

ドメイン名について、普通に「ドメイン」という場合は主ドメインのことです。

独自ドメインは主ドメインのことで、希望する名前を購入して登録することができます。ただ、完全に同じ名前が登録済みのときは使用できません。

ドメイン名は、主ドメインの下にサブドメインを作ることができます。サブドメインは購入するのではなく、購入した主ドメインの下に自分で作成します。

レンタルサーバーの特定の料金プランで、使用できるサブドメイン数の記載がないことがあります。この場合は主ドメインとの合計した数まで利用できます。

サーバーの種類(使われ方)

サーバーの種類にはいくつかあります。

ここでは、レンタルサーバーの使われ方で分けた種類について説明します。

・共用サーバー(Shared Server Hosting)
・専用サーバー(Private/Dedicated Server Hosting)
・仮想専用サーバー(VPS: Virtual Private Server Hosting)

共用サーバーは複数の利用者が1台の装置を共用します。料金は専用サーバーと比べると安価です。

共用サーバーでは、複数の利用者が装置に備わるCPUとメモリ(サーバーの心臓部)、ストレージ領域(ディスク)、通信回線の容量(バンド幅)その他を共用します。

専用サーバーは1台の装置を1人で独占しますが、おのずと料金は高額です。1人で独占するため装置の性能を最大限まで利用できます。

共用サーバーは乗り合いバスで、専用サーバーはタクシーのようなものです。

仮想専用サーバーは1台の装置を複数の人が利用しますが、装置の内部を個室のように区切られた利用ができるため、みかけ上は専用サーバーのように使えます。

そもそも、レンタルサーバーとは

レンタルサーバーは、サーバーと呼ぶコンピューターの利用を貸し出すサービスのことです。

誤解のないようにあえて付け加えると「貸し出す」とは言っても、機械を手元に貸すのではなく、インターネット上で閲覧するためにコンピューターの資源を提供します。

ホームページ(ブログ、webサイト)を公開するためにはwebサーバーの機能は必須です。

初心者のうちは「webサーバーって?」という感じかと推測しますが、インターネット上でホームページを公開するためには無くてはならないものです。

webサーバーは閲覧する人が指定したページを表示するアプリケーションソフトウェアのことで、これを設置したコンピューターの意味もあります。レンタルサーバーが提供するものは、いっぺんに多くの人が閲覧しても耐えられるように性能を考慮してありますが、それでもピンからキリまであります。

個人用のPC(パーソナルコンピュータ)は、そのままではホームページをインターネット上で公開することができません。

実は、やろうと思えば、個人のPCにwebサーバーのアプリケーションを設置してインターネット上で公開することもできますが、手間がかかります。しかも24時間の連続運転は当たり前で、電気代はかかる上に不具合や故障も考えないといけません。

閲覧者が少ない内は大丈夫ですが、非常に増えると表示が遅いなどの不具合が出そうです。公開したサイトの人気が上がり、非常に増える場合は問題があり、使用に耐えない状況になることが予想されます。

そこで、レンタルサーバーを利用すると料金はかかりますが手軽です。安いものは月額500円に満たない料金で借りられます。

無料のものもありますが機能や容量などが限られます。たとえばエックスサーバーでも無料のプランを利用できますが、最近は当たり前でほとんど必須の暗号化通信機能 SSL を利用できません。

無料のレンタルサーバーは料金を徴収しないため、有料サービスのような保証が何もないことから、運営をいつ止められても何も文句は言えません。明日、いきなり止まることはないかもしれませんが、先の保証は何もありません。

レンタルサーバーを提供する会社はいくつもあり、料金プランは安いものから高いものまでたくさんあります。料金の違いで利用できる機能も変化します。そのなかから、最適と考えられるものを選ぶ必要があります。

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