レンタルサーバーのサブドメイン数 表[#15]

サブドメインは特定のドメインの下に付けるドメイン名のことです。

サブドメイン数の制限について、レンタルサーバーの料金プランに記載がないときは、主ドメイン数と合わせた数で考えます。たとえば主ドメイン数が50までの場合は、サブドメイン数との合計は50です。

主ドメイン数が無制限のものは、サブドメイン数も無制限のものが多いです。

サブドメインの階層について

サブドメインの下にはさらにサブドメインを付けることができます。いくつかの階層のサブドメインを付けられますが、全体があまり長いものは使いにくいです。

サブドメインの作成について

サブドメインは別に購入するものではなく、主ドメインの下に作成します。

レンタルサーバーの管理パネルにはサブドメインを作成するメニューがあります。

レンタルサーバーの独自(主)ドメイン数 表[#14]

ドメインはインターネット上でwebサイトを利用するときに無くてはならないもので、住所に相当する重要な役割があります。

独自ドメインは、自らが購入して所持するドメインのことです。
購入するときに好きな名前を指定し、他に同じものがなければその名前のドメインが手に入ります。

独自ドメイン数は、契約するレンタルサーバーのプランで、いくつまで登録できるのかを表す数です。最も多いものは無制限で、登録できる限りいくつでもできます。

ホームページ(ブログ、webサイト)ごとに異なるドメイン名をつけますが、その数だけ必要です。

レンタルサーバーのプランで最小は1個です。この場合は複数のドメインを所持するときはどれか1つしか使えません。

インターネット上には、これらの用語を説明してくれるサイトがたくさんありますが、なかには大きな勘違いとも取れる説明もあります。

  無制限=無限 ではありません。

無制限は、「リソース(資源)が許す限りいくつでも」を意味します。リソース(資源)は有限ですから無限ということはありえず、現実に、無限にいくらでもというものはありません。

独自ドメインとは

ドメインとはインターネット上の住所のようなものです。実際には住所そのものと言ってもいいのですが、住む場所を表す住所とは少し違います。

「独自」を付けたドメイン名は購入した人の専用という意味で、ドメインの種類ではありません。

「独自」の付かないドメインは集合住宅のようなもので、共通の1つの住所があります。

独自ドメインはドメインを扱う業者から購入しますが、レンタルサーバーの会社はドメインも扱うところが多いです。支払いは1年ごとの契約で、初年度はキャンペーンで通常の値段より安いものが多くあります。

たとえば、ドメイン名 sample.com は2019年12月中旬の時点でまだ購入することができます。

sampleが付くドメインで他に購入できるものは、まだこの時点でいくつかあります。
sample.inc, sample.jp, sample.net, sample.info, sample.org です。
ちなみに、sample.incはお名前.comから購入すると98,800円もします。

ここで、.com, .inc, .jp などはドメイン名の一部で、トップレベルドメイン(TLD: Top Level Domain)と呼びます。.jpは国を表します。

ドメイン名の左側は番地や町名などに相当する部分で、右側へ行くほど市、県、国などに相当します。ドメイン名の表記は欧米の住所と同じ順序です。

上記の例のように、sample の部分は同じでもTLDの部分が変わるとまったく別のドメイン名の扱いです。

ドメイン名は住所のようなものですが、物理的な位置を決めるものではないところが現実の住所と異なります。

レンタルサーバーの会社はいくつもありますが、A社からB社へ移転すると物理的な位置は変わります。しかしドメイン名はそのままで、あたかも住所はそのままにみえます。

レンタルサーバーの月額と最低利用期間

お知らせ。 タイトルと本文で、「表[番号]」の記載や、他の記事を参照する箇所がある場合があります。「表」と関係する記事は近日中に掲載します。

最低利用期間

多くのレンタルサーバーは1ヶ月単位で契約し、月額料金を支払いますが、なかには1時間単位で契約できるものもあります。
たとえば GMOインターネットが提供するConoha WINGプランがそうです。

月額

多くの場合は、長期で契約するほど割安になる料金設定にしてあります。割引率は様々です。

レンタルサーバー料金プランの変更 表[#1]

レンタルサーバーの契約で、お金に糸目をつけない場合を除いて、どの料金プランで契約するのか、多くの場合は検討すると思います。

料金プランの変更については、はじめは安いプランで契約しておき、サイトの数が増えたときや閲覧者数が増加することによるアクセス数の増加のときに、上位のプランへ変更できれば便利です。

レンタルサーバーには、プランの変更ができないものもあります。

プランを変更できるものでも、上位のプランのみ受け付けるレンタルサーバーがあります。
なかには、上位、下位のどちらでも変更できるものもあります。
両方とも、プランの変更時に差額料金が発生します。

プランの変更を受け付けないレンタルサーバーはいくつもあります。

たとえばGMOデジロックが提供するコアサーバーブランドで、CORE-MINIは12ヶ月契約のときの月額はわずかに218円(税込み)です。ディスクは60GB SSDで、ファイル上限数は300K(30万個)です。ファイル上限数はそれほど多いほうではないですが、しばらくは十分な数です。この項目は公開していない会社が多く、将来を見据えた場合は足りなくならないかと気になります。月間転送量は無制限で、頼もしいです。独自ドメイン数は50個まで使えます。

同じくコアサーバーブランドのCORE-Aは、ディスクは120GB SSDで、ファイル上限数は600K(60万個)です。これだけのファイル上限数があれば、まず心配なさそうです。月間転送量は無制限で、独自ドメイン数も無制限です。

はじめはCORE-MINIを契約しておき、しばらくしてからCORE-Aや、さらに上位のプランへ切り替えができれば非常に魅力的ですが、残念なことにこれが叶いません。

プランの切り替えができない場合は、少し手間はかかりますがサーバーを引っ越しすることもできます。

レンタルサーバーの閲覧数課金 表[#12]

この項目が関係するのは一部のレンタルサーバーの料金プランです。

ほとんどの料金プランは月額か、なかでもごく一部は1時間あたりの料金を設定してありますが、なかには閲覧者数が増加したときに課金するところがあります。

表に記載したなかでは、GMOデジロックが提供するCOREPRESSクラウドプランです。閲覧者数が月に15000人までは課金しませんが、これを超えると1000人あたり110円(税込み)の料金が発生します。

レンタルサーバーの料金プラン 表[#4〜9]

料金の支払いは1月単位のところがほとんどですが、例外は1時間単位のところもあります。

1月単位で支払う場合は、3ヶ月、6ヶ月、1年ごとにまとめると割安です。

たとえばGMOデジロックが提供するコアサーバーのCORE MINIプランで、1月契約は419円(税込み)ですが、12ヶ月契約にすると1月あたりの料金は半額に近い218円(税込み)です。契約時に発生する初期費用はありません。

もう一つの例は、GMOデジロックが提供するバリューサーバーのスタンダードプランは1月契約は880円(税込み)ですが、12ヶ月契約にすると1月あたりの料金は半額に満たない334円(税込み)です。これに、契約時に発生する初期費用2200円(税込み)がかかります。

契約した最初の月に初期費用が必要なところもあります。契約を更新するときは、初期費用はありません。

初期費用が発生する場合でも、期間限定のキャンペーン中は初期費用無料のレンタルサーバーもあります。たとえばネットオウルが提供するスターサーバーは、2020年4月30日までに契約すれば初期費用1650円(税込み)はかかりません。

また、カラフルラボが提供するColofulBoxブランドの料金プランは8種類ありますが、どのプランでも3ヶ月以上の契約では初期費用2200円(税込み)はかかりません。

レンタルサーバーの初期費用 表[#3]

レンタルサーバーを契約するときの初期費用は、初回契約時にのみ発生する費用です。
2回め以降の支払いでは発生しません。

レンタルサーバーの会社により異なりますが、はじめから初期費用のないものや、キャンペーン中はかからないところがあります。

例をあげると、ネットオウルが提供する料金プランはいくつかありますが、2020年4月30日までの契約は初期費用1650円(税込み)はかかりません。

別の例は、カラフルラボが提供する8種類ある「Box1」〜「Box8」の料金プランは共用サーバーですが、3ヶ月以上の契約では初期費用2200円(税込み)はかかりません。

レンタルサーバーのディスク容量とファイル上限数は気になる? 表[#7, #8]

ホームページ(ブログ、webサイト)をはじめて運営するのであれば、ディスク容量はあまり気にする必要はないかもしれません。

ただ、先々の計画があり、たとえば記事数が数千もあるくらいの規模になることが予想できる場合は、少しは気にしておかなくてはいけない項目です。その場合は、ディスク容量以外にもう一つ留意すべきポイントがあります。

タイトルでわかるようにファイル上限数の項目です。公開していないレンタルサーバーの会社が多いのですが、ディスクにどれだけの量を記録できるかは、ディスク容量よりもファイル上限数で決まることがあります。

管理人の一つの例ですが、あるサーバーにはいくつかのホームページ(ブログ、webサイト)とメールのデータを保存して利用中です。そのなかで最大規模のものは記事数が約100ですが、1記事あたりの平均が1万文字ありますので、1000文字で計算すると1000記事ほどの分量です。そのほかには小さなホームページがいくつかある程度です。

ディスクの消費量は、ホームページ(数は10個に満たない)のデータが2.7GBほどですが、正味の量はずっと少ないです。と言うのは、自分には最も重要なWordPressサイトの1週間ごとのバックアップデータが同じディスクに3ヶ月分、つまり12個あり、ここで大部分を消費します。正味の量はおそらく1割に達しませんが、バックアップを保存するならば必要です。

10個にも満たないホームページのファイルの総数は、3万個弱あります。

もう一つはメールのデータです。ファイルの総数は7万個強ありますが、消費量は約0.7GBです。長年にわたりためてきたものは整理が追いつかず、こんなにも数が増えています。

全体のディスクの消費量は、合計で3.7GBほどでファイルの総数は、10万個を少し超えます。

ちなみに、このサーバーはディスク(SSD)の容量は6GBで、もう今では大した容量ではないです。ファイルの総数は非公開ですが、問い合わせたところ無制限です。このサーバーはサービスを停止することが決まっており、これから移転するところです

レンタルサーバーのファイル上限数 表[#11]

レンタルサーバーを提供する会社はいくつもありますが、ファイル上限数の項目は制限がある場合でも非公開のところが多く、なかには無制限のところもあります。

「ディスクの容量とファイル上限数」の項目で触れていますが、保存できる量はディスク容量だけでは決まらないことに留意すべきです。

ファイル上限数を使い切ると、空き容量はまだあるのに保存できない状況が実際に発生します。

これからレンタルサーバーを利用しはじめる段階では、この項目を心配する必要はないと思いますが、ディスクをたくさん消費する状況がある場合は考えておかなくてはいけないものです。

ファイル上限数を公開するところは、個人的には良心的な会社と思います。

ファイル上限数は、ディスク内部の管理方式と関係があります。

ディスクの内部にはセクタ単位でファイルの情報を記録しますが、1セクタ=512バイトで考えます。

カラフルラボが提供する「ColorfulBox」の料金プランは共用サーバーですが、ディスクは30GBです。このプランのファイル上限数は「無制限」です。

ここに記録できるファイルの最大数は 30GB ÷ 512= 30e9 ÷ 512= 58,593,750
で、約5900万個です。ディスクの容量を表す数字はややこしく、正確な計算ではないですがいずれにしても途方もない大きな数です。

現実に1人の利用者が5900万個ものファイルを記録することはまず考えられないため、このプランのファイル上限数を「無制限」にしてあるのでは、と推測します。

別の一つの例ですが、GMOデジロックが提供する「まるっと」の料金プランは、ディスクは25GBで、ファイル上限数は100K=10万個です。

仮にこのプランを契約するなら「10万個」という数が十分かどうかを考えることが必要です。

これもあくまで例ですが、管理人が利用中のサーバーではメールのファイル数が非常に多いのですが、ホームページ(ブログ、webサイト)のデータをすべて含めると10万個を少し超えます。

ディスクの消費量は、その内訳はWordPressサイトの自前のバックアップデータが大半を占めるのですが、約3.7GBあります。この例では25GBの容量を使い切る前に、ファイル上限数が先に限界に達する例です。