「レンタルサーバーの料金プラン」カテゴリーアーカイブ

独自ドメインとは

ドメインとはインターネット上の住所のようなものです。実際には住所そのものと言ってもいいのですが、住む場所を表す住所とは少し違います。

「独自」を付けたドメイン名は購入した人の専用という意味で、ドメインの種類ではありません。

「独自」の付かないドメインは集合住宅のようなもので、共通の1つの住所があります。

独自ドメインはドメインを扱う業者から購入しますが、レンタルサーバーの会社はドメインも扱うところが多いです。支払いは1年ごとの契約で、初年度はキャンペーンで通常の値段より安いものが多くあります。

たとえば、ドメイン名 sample.com は2019年12月中旬の時点でまだ購入することができます。

sampleが付くドメインで他に購入できるものは、まだこの時点でいくつかあります。
sample.inc, sample.jp, sample.net, sample.info, sample.org です。
ちなみに、sample.incはお名前.comから購入すると98,800円もします。

ここで、.com, .inc, .jp などはドメイン名の一部で、トップレベルドメイン(TLD: Top Level Domain)と呼びます。.jpは国を表します。

ドメイン名の左側は番地や町名などに相当する部分で、右側へ行くほど市、県、国などに相当します。ドメイン名の表記は欧米の住所と同じ順序です。

上記の例のように、sample の部分は同じでもTLDの部分が変わるとまったく別のドメイン名の扱いです。

ドメイン名は住所のようなものですが、物理的な位置を決めるものではないところが現実の住所と異なります。

レンタルサーバーの会社はいくつもありますが、A社からB社へ移転すると物理的な位置は変わります。しかしドメイン名はそのままで、あたかも住所はそのままにみえます。

レンタルサーバーの月額と最低利用期間

お知らせ。 タイトルと本文で、「表[番号]」の記載や、他の記事を参照する箇所がある場合があります。「表」と関係する記事は近日中に掲載します。

最低利用期間

多くのレンタルサーバーは1ヶ月単位で契約し、月額料金を支払いますが、なかには1時間単位で契約できるものもあります。
たとえば GMOインターネットが提供するConoha WINGプランがそうです。

月額

多くの場合は、長期で契約するほど割安になる料金設定にしてあります。割引率は様々です。

レンタルサーバー料金プランの変更 表[#1]

レンタルサーバーの契約で、お金に糸目をつけない場合を除いて、どの料金プランで契約するのか、多くの場合は検討すると思います。

料金プランの変更については、はじめは安いプランで契約しておき、サイトの数が増えたときや閲覧者数が増加することによるアクセス数の増加のときに、上位のプランへ変更できれば便利です。

レンタルサーバーには、プランの変更ができないものもあります。

プランを変更できるものでも、上位のプランのみ受け付けるレンタルサーバーがあります。
なかには、上位、下位のどちらでも変更できるものもあります。
両方とも、プランの変更時に差額料金が発生します。

プランの変更を受け付けないレンタルサーバーはいくつもあります。

たとえばGMOデジロックが提供するコアサーバーブランドで、CORE-MINIは12ヶ月契約のときの月額はわずかに218円(税込み)です。ディスクは60GB SSDで、ファイル上限数は300K(30万個)です。ファイル上限数はそれほど多いほうではないですが、しばらくは十分な数です。この項目は公開していない会社が多く、将来を見据えた場合は足りなくならないかと気になります。月間転送量は無制限で、頼もしいです。独自ドメイン数は50個まで使えます。

同じくコアサーバーブランドのCORE-Aは、ディスクは120GB SSDで、ファイル上限数は600K(60万個)です。これだけのファイル上限数があれば、まず心配なさそうです。月間転送量は無制限で、独自ドメイン数も無制限です。

はじめはCORE-MINIを契約しておき、しばらくしてからCORE-Aや、さらに上位のプランへ切り替えができれば非常に魅力的ですが、残念なことにこれが叶いません。

プランの切り替えができない場合は、少し手間はかかりますがサーバーを引っ越しすることもできます。

レンタルサーバーの閲覧数課金 表[#12]

この項目が関係するのは一部のレンタルサーバーの料金プランです。

ほとんどの料金プランは月額か、なかでもごく一部は1時間あたりの料金を設定してありますが、なかには閲覧者数が増加したときに課金するところがあります。

表に記載したなかでは、GMOデジロックが提供するCOREPRESSクラウドプランです。閲覧者数が月に15000人までは課金しませんが、これを超えると1000人あたり110円(税込み)の料金が発生します。

レンタルサーバーの料金プラン 表[#4〜9]

料金の支払いは1月単位のところがほとんどですが、例外は1時間単位のところもあります。

1月単位で支払う場合は、3ヶ月、6ヶ月、1年ごとにまとめると割安です。

たとえばGMOデジロックが提供するコアサーバーのCORE MINIプランで、1月契約は419円(税込み)ですが、12ヶ月契約にすると1月あたりの料金は半額に近い218円(税込み)です。契約時に発生する初期費用はありません。

もう一つの例は、GMOデジロックが提供するバリューサーバーのスタンダードプランは1月契約は880円(税込み)ですが、12ヶ月契約にすると1月あたりの料金は半額に満たない334円(税込み)です。これに、契約時に発生する初期費用2200円(税込み)がかかります。

契約した最初の月に初期費用が必要なところもあります。契約を更新するときは、初期費用はありません。

初期費用が発生する場合でも、期間限定のキャンペーン中は初期費用無料のレンタルサーバーもあります。たとえばネットオウルが提供するスターサーバーは、2020年4月30日までに契約すれば初期費用1650円(税込み)はかかりません。

また、カラフルラボが提供するColofulBoxブランドの料金プランは8種類ありますが、どのプランでも3ヶ月以上の契約では初期費用2200円(税込み)はかかりません。

レンタルサーバーの初期費用 表[#3]

レンタルサーバーを契約するときの初期費用は、初回契約時にのみ発生する費用です。
2回め以降の支払いでは発生しません。

レンタルサーバーの会社により異なりますが、はじめから初期費用のないものや、キャンペーン中はかからないところがあります。

例をあげると、ネットオウルが提供する料金プランはいくつかありますが、2020年4月30日までの契約は初期費用1650円(税込み)はかかりません。

別の例は、カラフルラボが提供する8種類ある「Box1」〜「Box8」の料金プランは共用サーバーですが、3ヶ月以上の契約では初期費用2200円(税込み)はかかりません。

レンタルサーバーのディスク容量とファイル上限数は気になる? 表[#7, #8]

ホームページ(ブログ、webサイト)をはじめて運営するのであれば、ディスク容量はあまり気にする必要はないかもしれません。

ただ、先々の計画があり、たとえば記事数が数千もあるくらいの規模になることが予想できる場合は、少しは気にしておかなくてはいけない項目です。その場合は、ディスク容量以外にもう一つ留意すべきポイントがあります。

タイトルでわかるようにファイル上限数の項目です。公開していないレンタルサーバーの会社が多いのですが、ディスクにどれだけの量を記録できるかは、ディスク容量よりもファイル上限数で決まることがあります。

管理人の一つの例ですが、あるサーバーにはいくつかのホームページ(ブログ、webサイト)とメールのデータを保存して利用中です。そのなかで最大規模のものは記事数が約100ですが、1記事あたりの平均が1万文字ありますので、1000文字で計算すると1000記事ほどの分量です。そのほかには小さなホームページがいくつかある程度です。

ディスクの消費量は、ホームページ(数は10個に満たない)のデータが2.7GBほどですが、正味の量はずっと少ないです。と言うのは、自分には最も重要なWordPressサイトの1週間ごとのバックアップデータが同じディスクに3ヶ月分、つまり12個あり、ここで大部分を消費します。正味の量はおそらく1割に達しませんが、バックアップを保存するならば必要です。

10個にも満たないホームページのファイルの総数は、3万個弱あります。

もう一つはメールのデータです。ファイルの総数は7万個強ありますが、消費量は約0.7GBです。長年にわたりためてきたものは整理が追いつかず、こんなにも数が増えています。

全体のディスクの消費量は、合計で3.7GBほどでファイルの総数は、10万個を少し超えます。

ちなみに、このサーバーはディスク(SSD)の容量は6GBで、もう今では大した容量ではないです。ファイルの総数は非公開ですが、問い合わせたところ無制限です。このサーバーはサービスを停止することが決まっており、これから移転するところです

レンタルサーバーのファイル上限数 表[#11]

レンタルサーバーを提供する会社はいくつもありますが、ファイル上限数の項目は制限がある場合でも非公開のところが多く、なかには無制限のところもあります。

「ディスクの容量とファイル上限数」の項目で触れていますが、保存できる量はディスク容量だけでは決まらないことに留意すべきです。

ファイル上限数を使い切ると、空き容量はまだあるのに保存できない状況が実際に発生します。

これからレンタルサーバーを利用しはじめる段階では、この項目を心配する必要はないと思いますが、ディスクをたくさん消費する状況がある場合は考えておかなくてはいけないものです。

ファイル上限数を公開するところは、個人的には良心的な会社と思います。

ファイル上限数は、ディスク内部の管理方式と関係があります。

ディスクの内部にはセクタ単位でファイルの情報を記録しますが、1セクタ=512バイトで考えます。

カラフルラボが提供する「ColorfulBox」の料金プランは共用サーバーですが、ディスクは30GBです。このプランのファイル上限数は「無制限」です。

ここに記録できるファイルの最大数は 30GB ÷ 512= 30e9 ÷ 512= 58,593,750
で、約5900万個です。ディスクの容量を表す数字はややこしく、正確な計算ではないですがいずれにしても途方もない大きな数です。

現実に1人の利用者が5900万個ものファイルを記録することはまず考えられないため、このプランのファイル上限数を「無制限」にしてあるのでは、と推測します。

別の一つの例ですが、GMOデジロックが提供する「まるっと」の料金プランは、ディスクは25GBで、ファイル上限数は100K=10万個です。

仮にこのプランを契約するなら「10万個」という数が十分かどうかを考えることが必要です。

これもあくまで例ですが、管理人が利用中のサーバーではメールのファイル数が非常に多いのですが、ホームページ(ブログ、webサイト)のデータをすべて含めると10万個を少し超えます。

ディスクの消費量は、その内訳はWordPressサイトの自前のバックアップデータが大半を占めるのですが、約3.7GBあります。この例では25GBの容量を使い切る前に、ファイル上限数が先に限界に達する例です。

レンタルサーバーのディスク容量 表[#10]

サーバーのディスクに保存するものは、自分で運営するホームページ(ブログ、webサイト)のデータ、メールのデータ、また自前のバックアップを設定する場合はそのデータ、他にもHTMLで作成するサイトのデータなどがあります。

ディスクには「ファイル」と呼ぶまとまりの形態でデータ(情報の小さな単位)を保存しますが、文字ファイル、画像ファイル、音声や動画ファイルの順に、より多くの量を消費します。

ディスク容量が多いほどたくさん保存できますが、それだけレンタルサーバーの料金も増加するのが普通です。

表をからわかりますが、ディスク容量の多いプランでも必ずしも料金が高くないものもあります。

サーバーのディスクの種類には3つあります。

・通常の HDD(ハードディスクドライブ, Hard Disk Drive)
 普通のPCなどに付いているものと同じです。
 記録する媒体の中身が円盤状であることからそう呼びます。

SSD(ソリッドステートドライブ, Solid State Drive)
 実体は半導体メモリで、動作速度が早いのが特徴ですが、高価です。
 記録容量は少ない傾向にあります。

・フュージョンドライブ(Fusion Drive)
 HDDとSSDを組み合わせたシステムで、両方のいいとこ取りの特徴があります。

処理速度について

処理速度はSSDが最速で、フュージョンドライブ、HDDの順です。

「処理速度は重要なのか?」という問題については、閲覧者の数と関係します。閲覧者が多いほど速度は重要ですが、あらゆるwebサイトの閲覧者数は多い訳ではないのでいつも重要ということではありません。

ディスクの容量について、公開するホームページ(ブログ、webサイト)の規模が大きなればなるほど記録する容量は増えます。同じように、複数のサイトを運営する場合は、その数が増えるほど大容量のディスクが必要です。

比較表にあるなかで具体例で示すと、Xrea は無料のレンタルサーバーですが、記録容量は 1GBで、いろいろ使い始めるとこの容量では不足します。その次に少ないのは、フレンドサーバーの2GB SSDがあります。はじめはこれでもいいかもしれませんが、そうたくさんは使えません。

ディスク容量について

ディスクに保存できる量は、ディスク容量以外にファイル上限数が関係します。
というのは、先にファイル上限数に達してしまい空き容量をまったく使えない状況が起こります。

「ファイルの上限数」の項目をご覧ください。

レンタルサーバーのドメイン数はどれだけ必要? 表[#14]

取得した複数のドメイン名でそれぞれのホームページ(ブログ、webサイト)を運営する場合は、これはごく当たり前の使い方ですが、必要な数のドメイン数を登録して利用できるかどうかが問題です。

登録できるドメイン数を問題にするのは、数が多いほど利用料金が高い傾向にあるためです。
なかには月額500円程度でドメイン数は無制限のレンタルサーバーもあります。

1つだけのホームページを運営するのであれば、登録できるドメイン数(独自ドメイン数)は1つで十分です。

100個のホームページを運営するには、同じ数のドメイン名を登録できる機能が必要です。

ドメイン名について、普通に「ドメイン」という場合は主ドメインのことです。

独自ドメインは主ドメインのことで、希望する名前を購入して登録することができます。ただ、完全に同じ名前が登録済みのときは使用できません。

ドメイン名は、主ドメインの下にサブドメインを作ることができます。サブドメインは購入するのではなく、購入した主ドメインの下に自分で作成します。

レンタルサーバーの特定の料金プランで、使用できるサブドメイン数の記載がないことがあります。この場合は主ドメインとの合計した数まで利用できます。