DNSコンテンツサーバは、インターネット上に階層化して構成するサーバです。ルートドメインから始まり、TLD(トップレベルドメイン)、その下へ続くサブドメインのサーバがあり、サブドメインはさらにいくつかの階層に分かれることがあります。
DNSコンテンツサーバの役割と機能は、ドメイン名を提供します。
利用者がインターネット上のwebページを閲覧する際には、どこかに存在するサーバに接続しますが、お互いにIPアドレスが必要です。IPアドレスは桁数の多い番号のため利用者が覚えておくのは現実的ではなく困難です。その代わりにドメイン名を利用します。
DNSコンテンツサーバは、インターネットの電話帳の一部に相当します。具体的な役割は、利用者の装置が発信する問い合わせを、ISP(インターネット・サービスプロバイダ)や企業などが設置するDNSキャッシュサーバで経由し、ドメイン名を回答します。
インターネット上に存在する「DNSサーバ」と呼ぶ装置には二種類あります。
1. DNSコンテンツサーバ
2. DNSキャッシュサーバ
二種類の「DNSサーバ」は役割も機能もまったく異なりますが、巷には「DNSサーバ」の呼び名が蔓延している状態です。
DNSコンテンツサーバはそのうちの一つで、同じ「DNSコンテンツサーバ」のことを言う場合にいくつかの表現が存在し、名前の統一がなされておらず混乱しがちです。
DNSコンテンツサーバの別名
・権威DNSサーバ (authoritative DNS server)
・権威ネームサーバ (authoritative name server)
・ネームサーバ (name server)
・ゾーンサーバー (zone server)